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清閑 PERSONAL DIARY

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2020.6.20(土) 一瞬にして

きのうは20時過ぎに風呂を済ませ、早めに床に就いた。その暗い寝室の戸を孫がふざけて開けたので、大仰にいびき立ててみせた。孫はキャッと笑ってそのまま走り去った。戸は誰かが閉めてくれたのだろう、以降の記憶は無い。その甲斐あって、まぁ、それを甲斐というかどうかは不明ながら、今朝は1時台に目が覚めた。指折り数えてみれば、5時間以上は眠っている。よって即、起床する。

「梅雨寒」ということばもあるくらいで、今の季節は思わぬ低気温に見舞われることがある。きのうの夕食時には分厚いスエットパーカを着た。今朝もそれを羽織れば寒さは感じずに済む。しかし着ぶくれたくはない。自然環境保全の立場からすれば褒められないことながら、天井に埋め込んだ暖房機の、リモートコントローラーのスイッチを押す。その暖房機の様子が、今朝はどうにもおかしい。仕方なく食堂に脚立を立てる。そして機械の型番を紙に写したり、あるいは修理を頼む場所の電話番号を調べたりする。

いまだ3時台にもかかわらず、空は今日が晴れになることを明確に示している。日記の1日と半分を書いて、サーバに保存する。以降は製造現場へ降りる時間まで本を読む。製造現場から上がってからも、しばらくは本を読む。冷凍庫から取り出したごはんを電子レンジで温め、水で洗う。これを煮て、きのうの夜に余らせた香り野菜を投入する。食堂の空気は一瞬にして、インドシナの屋台街のそれに変わった。


朝飯 雑炊、しょうがのたまり漬
昼飯 「ふじや」の味噌ラーメン
晩飯 冷やしトマト、菠薐草のおひたし、ハムエッグ、麦焼酎「むぎっちょ」(ソーダ割り)、プリン、Old Parr(生)


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2020.6.19(金) ハラハラと

インドシナのどこの国からだったかは忘れた、とにかく結婚して日本へ来た人が夫と蕎麦屋に入った。その女性は目の前に運ばれたものをひと目見るなりハラハラと涙を落としたという。

蕎麦の薬味は長葱の薄い小口切りか三つ葉くらいのものだ。彼女はそれをいかにも粗末と感じて泣いたのだ。「とんでもないところに来てしまった」と嘆いたのだ。

「だし」の複雑玄妙さを味わうために薬味や吸い口は敢えて単品を小さく盛る。あるいは日本には引き算の美学というものがある。そんなことを説明されても、亜熱帯のむせかえるような豊穣さの中からいきなり異文化にたたき込まれた人には通じない。彼女は今も日本にいるだろうか。

夕食が冷たい素麺ということはきのうから知らされていた。今日の気温は冷たいものを食べるにはいささか低い。夕食の席には分厚いスエットパーカを羽織って着いた。

卓上には幸いと、酒に合いそうな2皿があった。素麺が茹で上がるまでは、それらを肴に日本酒を飲んだ。

ウチの冷や素麺は、日本の標準に照らせば添えられる野菜の量は多いかも知れない。それでも風味はあくまで淡泊だ。その、深めの皿に山盛りの素麺が残り3分の1ほどになったところで、いしると酢で風味づけしたモヤシとパクチーと唐辛子とニンニクをバサリと投入する。

香りの一変したそれを一気に頬張れば、蕎麦屋で泣いた女の人の気持ちも分かろうというものだ。梅雨が明けたらいきなり暑くなって欲しい。


朝飯 茄子と獅子唐のソテー、納豆、大根おろしを添えた油揚げの網焼き、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、「しいたけのたまり炊」と長葱の玉子焼き、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 茄子とピーマンの味噌炒り、蛸の鬼おろし和え、冷や素麺別添えの薬味「渡邉佐平商店」の「日光誉ゆめささら55%磨き純米吟醸」(冷や)


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2020.6.18(木) 知らないままに

「鮨は白身の魚が好きだ」と言った人がいる。「鮨屋で出される白身魚の逐一を判別できるか」とその人に訊いたら「それはできない」と、素直な答えが戻った。

伊集院静が京都に住んでいたときの随筆には、いつも茶花が紹介されていたような気がする。しかもそのほとんどすべては、僕の知らないものだった。僕はほとんどあらゆることに疎い。植物については特に、だ。

先般、強力な武器を手に入れた。スマートフォンで花の画像を撮ると、数秒後にその名を教えてくれるアプリケーションである。それによれば、隠居の梅の木の根元にいつの間にか繁殖した、丸く広い葉を持つ花は大葉擬宝珠だった。そして今、店のモミジの根元に盛んに咲いている白い花はドクダミとのことだった。

ところでこのアプリケーションが、アヤメとショウブとカキツバタの区別をしてくれるかどうかについては、隠居には花菖蒲しか咲かないから試せない。そしてこの日記を書きつつアヤメとショウブとカキツバタについて調べるうち「アヤメを菖蒲とするのは間違い」という説明に行き当たった。

僕の使うワードプロセッサは「あやめ」を「菖蒲」と変換する。よって即、辞書からこの変換を削除する。「アヤメを菖蒲とするのは間違い」が本当のことかどうかについては知らないままに。


朝飯 納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、目玉焼き、冷や奴、隠元のおひたし、たまり漬「おばあちゃんのふわふわ大根」、メシ、揚げ湯波と胡瓜の味噌汁
昼飯 玉葱の熱いつゆで食べるざるうどん
晩飯 大根と胡瓜とハムのサラダカレー南蛮鍋、麦焼酎「むぎっちょ」とNoilly Prat Dryの東京下町風、“da Luciano”の柚と山椒のジェラート、Old Parr(生)


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2020.6.17(水) 1日も早く

「密集、密閉、密接を避けよ」との、新型コロナウイルスへの集団感染を避けるために厚生労働省が出した達しに従って、出勤する社員の数を通常の半分に絞ることを始めたのは4月21日のことだ。

日記が長くなることを避けるため、誰もが知っていることは書かない。とにかく日本政府は、コロナウイルスによる感染者数および死者数を、世界の各国に照らして珍しいほど少なく保ってきた。人口からして当然のことではあるけれど、47都道府県の中でもっとも多い感染者を抱えていた東京都は、あさって19日を以て、様々な規制を解除する。そのような世の流れを眺めつつ、ウチの出勤調整は、今週末の20日を以て終わらせることを決めた。

人の移動が制限されたこの数ヶ月のあいだ、ウチでもっとも忙しい思いをしてきたのは、地方発送の注文を承る事務係だった。現在、ウェブショップのすべての商品ページには、1週間前後の納期をいただく旨のお知らせを載せている。この文章も、数日の後にはその内容を更新することになるだろう。事務係も21日の日曜日からは、いくらか楽になるかも知れない。

製造係のイトーカズナリ君は、4月に勤続20年の表彰を受けることになっていた。その、延び延びになっている表彰式も、いずれ行わなくてはならない。日光市にコロナウイルスによる感染者はいなくても、いまだ宴会を憚る空気は存在する。社員のみなとは、1日も早く、一緒に飲み食いをしたい。


朝飯 生のトマト、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、牛蒡と人参のきんぴら、薩摩芋の蜜煮、胡瓜の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、メシ、トマトとズッキーニの味噌汁
昼飯 冷やし中華
晩飯 ブラッディマリーベビーリーフとレモンのサラダ生のトマトと刻みキャベツを添えたコロッケ、らっきょうのたまり漬、「渡邉佐平商店」の「日光誉ゆめささら55%磨き純米吟醸」(冷や)


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2020.6.16(火) 「どう思いますか伊藤さん」

きのう夕食の後も食堂に居残っていたら、テレビのチャンネルがいきなり切り替わって「吉田類の酒場放浪記」が始まった。ビデオの設定が「毎週録画」とでもなっているのだろうか。とはいえこの番組がビデオに録画をされることはない。

電気にも機械にも詳しくはない。また「分からないことをいつまで放っておいて平気」というところが僕にはある。よってこの「いきなり酒場放浪記現象」も、何年も前から放置をしたままだ。

「放置をしたまま」とはいえ、この番組を好まない家内により大抵、チャンネルは直前まで観ていたものへとすぐに戻される。僕も特に抗議はせず、それを潮に風呂へ向かったりする。しかしきのうの家内は珍しくリモートコントローラーには手を伸ばさず、だから僕も、そのままこの「吟遊詩人」を見続けることにした。

今日の「詩人」は酒場ではなく家にいた。そして驚くことに、かつて訪ねた酒場のあるじとリモートで会話を始めた。どこもかしこものリモートばやりである。

「詩人」にはいつもの調子で酒場にいて欲しかった。そして「冬はハワイで遊んでいるキリギリス」のように、呑気に笑っていて欲しかった。

「異形を見せる」とはテレビの役割のひとつではなかったか。まして酒場で酒を飲むなどは「異形」の範疇にさえ入らない。テレビはいつの間にか、隨分と行儀の良いものになってしまった。「どう思いますか伊藤さん」と、テリー伊藤に訊いてみたい気分である。もっともそのテリーも、今ではご意見番になってしまったが。


朝飯 トマトのすり流し、だし巻き玉子、菠薐草の胡麻和え、牛蒡と人参のきんぴら、茄子と獅子唐のソテー、胡瓜のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「ピリ太郎」、「ごぼうのたまり漬」、メシ、オクラと若布と茗荷の味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン
晩飯 レタスと鶏胸肉と「らっきょうのたまり漬」のサラダ、バンブー、茹でたグリーンアスパラガスと「寧楽共働学舎」の生ハムトマトとベイジルとモッツァレラチーズの冷たいスパゲティ3種の茸と鹿肉のソテー、San Pedro Castillo de Molina Merlot D.O.Valle del Rapel 2017、マドレーヌ「共働学舎新得農場」のチーズ「レラ・ヘ・ミンタル」、Old Parr(生)


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2020.6.15(月) 家で食べる駅弁

伊豆修善寺駅の名物駅弁「舞寿し」の「あじ寿司」は、とても美味い。美味いものの、僕は川端康成でないから、修善寺まではなかなか行けない。否、実は修善寺の地は、この数年のあいだに2度ほど踏んでいる。しかしいずれもバス会社による団体旅行であれば時間の制約があり、駅弁は買えなかった。

店主のタケシトーセーさんには以前より、この「あじ寿司」が通信販売で買えれば有り難いと、言い続けてきた。そして遂に、その試作品ができたらしい。

駅弁は、車窓からの景色を楽しみつつ食べるのが常道だ。しかし家の、整った食卓の上で、好きな酒を選び、ゆっくり食べられれば、それも佳である。また通常、駅弁は、旅行に行った人しか食べられない。しかし通信販売が可能になれば、家で、みなで食べられる。嫁のモモ君はこれをお代わりしながら「あー、修善寺、また行きたくなった」と嘆じた。次男は酢飯に生山葵をのせ鰹節を振り「これを食べるためだけに修善寺へ行きたいくらいだよ」と、声を大きくした。

「舞寿し」の「あじ寿司」は、家で食べても美味い。この寿司は、酢締めにされた鯵と酢飯を共に口へ運ぶのが通常の食べ方だろう。しかし僕は内田百閒式に、先ずは鯵を肴に日本酒を飲み、白胡麻と桜葉の香りの利いた酢飯で更に酒を飲む、それが好きだ。

「舞寿し」の「あじ寿司」が、家にいていつでも食べられるようになることを、僕は望んでいる。


朝飯 昆布の佃煮、生玉子、納豆、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「ピリ太郎」、メシ、キャベツと若布と揚げ玉の味噌汁
昼飯 「らっきょうのたまり漬」と「しょうがのたまり漬」を薬味にした冷やし中華
晩飯 トマトのすり流し、山芋の酢の物梅肉添え、茗荷の酢漬けを添えた刺身湯波、椎茸と菠薐草のおひたし、胡瓜のぬか漬け、「舞寿し」の「あじ寿司」、「片山酒造」の「原酒」(冷や)


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2020.6.14(日) むかし書いた人がいた

「チョイト一杯のつもりで飲んで」の青島幸男による歌の文句ではないけれど、夕食の後、入浴の前後に「チョイト一瞬のつもり」で気を抜くと後悔をする羽目になる。たとえば、風呂の前にベッドカバーの上に横になって休もうとする。すると明るい部屋でそのまま寝入り、気づいたときには0時を過ぎている。あるいは風呂から出てパジャマを着る前に、やはりベッドカバーの上でひと休みをしようとし、しかし気づけば素っ裸で暗闇の中にいる。中途半端な睡眠は、断じて避けなければいけない。

圧力を以て民衆を統制しようとする国には勇ましい標語が目立つ。みずからを律するには、おなじようなものを枕元に貼る必要があるだろうか。「素っ裸は敵だ」と「横になりません、パジャマを着るまでは」の2枚を貼っておけば、いくらかは効きそうだ。

きのうの夜に粗相はなかった。それが功を奏して今朝は3時13分に目が覚めた。空には早くも明るみがあって、雲が明瞭に見えている。「それは流石に東の方のみだろう」と考えつつ視線を北へ移していく。上下に薄く、横に長いその雲は、女峰山の際までたなびいていた。「夏は夜」とむかし書いた人がいた。「夏は朝でしょう」と、僕は思う。


朝飯 だし巻き玉子、細切り人参の炒り煮、ハムとキャベツのソテー、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、しその実のたまり漬と和えた胡瓜の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、メシ、若布と茗荷の味噌汁
昼飯 「大貫屋」の味噌ラーメン
晩飯 スパゲティナポリタン、「共働学舎新得農場」のチーズ「レラ・ヘ・ミンタル」、Petit Chablis Billaud Simon 2016、San Pedro Castillo de Molina Merlot D.O.Valle del Rapel 2017、「紅谷」の大福、Old Parr(生)


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2020.6.13(土) 雨もまた

「汁飯香の店 隠居うわさわ」の営業日である土曜日から月曜日にかけては、家内は4時に起きる。そしてそそくさと朝食を済ませて5時前に隠居へと去る。その、4時から5時にかけてのあいだには、家内はまた、テレビで天気予報などを見る。テレビが音声を発している限り、僕は日記は書けない。よって今朝は日記より先に製造現場へ降りて、朝の仕事に従った。

家内がいなくなる朝はまた、一汁一菜による朝食を作る絶好の機会になる。おかずの多い朝食を好まない、というわけではない。ただ、自分であれこれしたいだけのことだ。今朝の一汁一菜は色味に乏しく、失敗作だった。

コロナ騒ぎによりお客様の数は少なくても、社員には出勤を調整してもらっている。そのことにより、土曜日は平日の倍は忙しく、日曜日は3倍、忙しいことに変わりはない。今年の春からは、そこに朝食の事業が加わった。今日は11時に、その「隠居うわさわ」に後輩のミタシュージ君がご家族でいらっしゃる。挨拶に出向かなければいけないところ、その時間にはまた西研究所の、Zoomによる講義が重なっている。

その講義が正午前に終わると同時にミタ君に電話を入れる。ミタ君とは隠居ではなく、店で会うことができた。庭の緑を愛でるなら、雨もまた、そう悪いものではない。


朝飯 冷や奴、納豆、大根のぬか漬け、たまり漬「おばあちゃんのふわふわ大根」、メシ、トマトとオクラの味噌汁
昼飯 冷やし中華
晩飯 “FLYING GARDEN”のミニサラダ煮込みハンバーグハウスワインの赤家に帰ってからの「紅谷」の大福、Old Parr(生)


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2020.6.12(金) 梅雨入り

むかし、店にいて居心地の良くない季節は真冬と梅雨時だった。

真冬には、スパイクタイヤによるアスファルトの粉が店にまで舞い込んだ。車道の脇に溜まる粉塵は、ひと冬に1度か2度はさらう必要があった。手押し車に山盛りになる粉塵は、会社の敷地のうち舗装していない場所に捨てた。

梅雨時は湿気により、店の木の床が湿った。その湿りかたは、床が汗をかいているのではないかと思われるほどのものだった。しかしその湿気も、いつの間にか消えた。ウォークイン型の三畳ほどの冷蔵庫を、より小型のものに換えたことが功を奏したのかも知れない。

スパイクタイヤは禁止をされて、冬に粉塵の飛ぶことは無くなった。梅雨時の床の湿りも無くなった。そして今日は、事務室と店の、設置から30年ちかくを経た冷暖房機を一新すべく、業者3人が下見に来た。午後は蔵の、テニスコートほども広い冷蔵庫の設定を夏向きにすべく、頼みつけの業者が来た。

関東地方はきのう梅雨入りをした。雨はできれば夜に降って、昼は晴れて欲しい。


朝飯 細切り人参の炒り煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、トマトとブロッコリーのサラダ、冷や奴、スクランブルドエッグ、大根と人参のぬか漬け、メシ、大根とズッキーニの味噌汁
昼飯 「らっきょうのたまり漬」を具にした冷やし中華
晩飯 山芋のすりおろし梅肉添え、マカロニサラダ、夏野菜の「日光味噌梅太郎赤味噌」炒め、刻みキャベツを添えた河豚の唐揚げ、たまり漬「おばあちゃんのふわふわ大根」、「天鷹酒造」の「天鷹心生酛純米大吟醸」(冷や)


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2020.6.11(木) 健康のためなら

「健康のためなら死んでも良い」と考える人はいないだろう。しかし健康に良かれと思ってしてることにより命を落とす人は結構、いる。

先月は、晴れて雲雀の空高く啼く日のあった一方、日照時間は記録的に短かった。低温に弱い種の稲は、植えてからいくらも経たないうちに農家の人が諦めてトラクターで潰した、という話も耳にした。らっきょうの収穫が近づいている。今年の作柄はどうだろう。

朝から長男と県南に出かける。栃木県でも首都圏にちかいあたりは、コロナ禍からの経済の立ち上がりがまずまずらしい。日光は、それにくらべれば、まったく静かだ。

日光市に新型コロナウイルスによる感染者はひとりもいない。とはいえ住民の、未知のウイルスに対する恐怖心は、たくさんの感染者を出している地域のそれより格段に強い。

「コロナに罹りさえしなければ死んでも良い」と考える人はいないだろう。しかしコロナを気にするあまり経済的に死んでしまう、ということは多いにありうる。気をつけなくていけない。


朝飯 納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、大根おろしを添えた厚揚げ豆腐の網焼き、生のトマト、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、山椒の佃煮、メシ、椎茸と絹さやと溶き卵の味噌汁
昼飯 「一庵」のとろろ蕎麦
晩飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、細切り人参の炒り煮、薩摩芋の蜜煮、生のトマト、らっきょうのたまり漬「ピリ太郎」、茹でたブロッコリー、たまり漬「刻みザクザクしょうが」を使った豚の生姜焼き、「粕華」とNoilly Prat Dryの東京下町風


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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