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清閑 PERSONAL DIARY

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2023.3.21(火) 春分の日

朝はボンヤリとしていて、否、ボンヤリしていたわけではない、既にして書けていたおとといの日記に画像を加えて公開し、きのうの日記を書き、更にはこれから4月の半ばまでならいつでも使える日記も書いた。そしてそのことに専念をするあまり、東の空は見えていたものの、特に何の感想も持たず、春分の日の、その様子を画像に残すことはし忘れた。とにかくこれから朝はますます早くから明るくなり、夕刻の日はますます延びていく。とても嬉しい。

とはいえ僕の手指にはいまだアカギレがある。現在は右の人差し指、中指、薬指にバンドエイドが巻かれている。左の指より右のそれにアカギレが多いのは、右利きにより使うことが多いからだろうか。爪は、限界まで短く切ることを好む。しかし冬にこれをすると、爪の先が指先から剥がれて赤い肉が見えてくる。そのことにより、今は左の親指にもバンドエイドが巻かれている。

手指がアカギレから解放されるのは、いつになるだろう。ポリネシアやメラネシアやミクロネシアには「アカギレ」を意味する言葉は無いに違いない。

日中は事務室から出て製造現場へ行ったり店に立ったりする。日本時間で8時から開始されたワールドベースボールクラシックの日本対メキシコ戦は、敗色の濃いところから日本代表が劇的な逆点サヨナラ勝ち。それを振り返るテレビ番組を19時から観る。そしてその途中で入浴をし、番組が終わる前に睡魔に負ける。


朝飯 椎茸と菠薐草の白和え、蓮根とコンニャクと鶏の炊き合わせ、納豆、人参と甘夏の酢の物、胡瓜と蕪のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と長葱の味噌汁
昼飯 冷やし中華
晩飯 ポテトサラダと刻みキャベツを添えた豚の生姜焼き、胡瓜と蕪のぬか漬け、人参と甘夏の酢の物、ごぼうのたまり漬、「菊水酒造」の「菊水の辛口本醸造」(燗)、いちご


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2023.3.20(月) うちあわせ

今日から木曜日までの4日間は、上澤梅太郎商店にとってはルネッサンスのような、あるいはレコンキスタのような仕事に製造係は取り組む。構想は何十年も前から、計画は3年ほど前からあった。計画とはいえ、3年前にはいかにも大それたことのように感じられた。しかし1年半ほど前から現実味を帯び始め、数ヶ月前には具体的な案ができあがった。

月曜日は「汁飯香の店 隠居うわさわ」の営業日ではあるものの、昼は製造係と共に個室「杉の間」へ詰め、昼食を摂りつつ最後の打ち合わせをした。

その仕事の始められる夕刻には、僕はパートタイマーの去った店にひとりで立たねばならず、製造の現場を訪れることは残念ながらできなかった。それでも明日からの3日間は、その様子を頻繁に観察することができるだろう。

今日はまた、個人のお客様に混じって観光バスが3台も立ち寄ってくれた。日本では2020年1月から広がり始め、3年以上も続いたコロナ騒ぎがいよいよ収まりつつあるのだ。明日はお彼岸である。人の出は、ますます盛んになるだろう。


朝飯 椎茸の淡味炊き、納豆、冷や奴、昆布の佃煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと白菜の味噌汁
昼飯 「汁飯香の店 隠居うわさわ」の「汁飯香」3月の甘味ほうじ茶
晩飯 トマトとレタスとピーマンのサラダビーフシチューのスパゲティ、Old England、エクレア、Old Parr


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2023.3.19(日) お彼岸にすること

おとといお参りした古いお墓には、江戸時代からの墓石が数十基ほども並んでいる。それに対して新しいお墓は、1972年に妹が病没したことを契機として建てられた。このお墓はいささか変わった形式によるもので、お参りの仕方にも特別の作法がある。ところが建立から数十年を経るあいだに、建てた当事者のオヤジやオフクロも、それを忘れていったフシがある。

オフクロは2014年に亡くなった。それからしばらくして「お墓の先生」から話を聴く機会があった。先生が発するあれこれは、僕には初耳のことばかりだった。

墓石を清めるときには水はかけず、水を固く絞った布で拭く。故人の喉の渇きはその布の含む水で癒えるから、水を満たした茶碗を置くなどはする必要が無い。供えた花を枯れるまで放置することは良くない。それにくらべれば、供えたばかりの花を帰り際に下げ、花立てを洗った方がよほど良い、というようなことも、教えられたうちのひとつだ。

お墓に茶碗を置く必要が無いとは、管理すべきものがひとつ減る点において便利だから、すぐに従った。枯れた花がいつまでもあってはみっともないとは、おっしゃる通りだ。

きのうは雨がちの1日だったが、今日は晴れた。よって如来寺へ出かけ、先ずは古い方のお墓をざっと見る。おとといはタオルを持参し忘れた。そこで今日は新しいそれを携行し、水場で濡らして固く絞り、新しい方の墓石を拭き上げた。

予報によれば、これからしばらくは晴天が続くという。お墓は数日のうちにふたたび訪れて、そのときには花立ての水を新しくしようと考えている。


朝飯 蓮根とコンニャクと鶏の炊き合わせ、納豆、生玉子、薩摩芋のレモン煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、椎茸と白菜の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 昆布の佃煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ウォッカマーティニ鶏のトマト煮のスパゲティChablis Billaud Simon 2018


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2023.3.18(土) 4月になったら

きのう隠居に植木屋が入り、梅の木を剪定した。花盛りの今、なぜ枝を落とすかといえば、初夏にできるだけ多くの実を得るためだ。収穫した梅の実は「汁飯香の店 隠居うわさわ」の甘味や飲物に使う。それほど大きくもない、更には1本のみの白梅ではあるけれど、なる実の量は馬鹿にならない。

その剪定の結果をきのうは繁忙により見ることができなかった。よって午前、お客様のいらっしゃらない頃合いを見計らって確かめに行く。流石は本職による仕事にて、お客様を落胆させるほどには花は減っていなかった。

次に植木屋が入るのは5月になるだろうか。冬の庭の寂しさを和らげるための椿を植えてもらうのだ。そのときには同時に、実生で勝手に育ち、勝手に枯れたツツジなども、できれば根こそぎ始末をしてもらいたいと考えている。

隠居の現在の掛け軸は菜花を詠んだもので、そろそろ替えどきだろう。手元の一覧によれば、これから夏にかけては大したものがない。2011年、東日本大震災の見舞いとして今井アレクサンドルから贈られた「ガーベラ」の出番かも知れない。


朝飯 オリーブオイルとバルサミコとたまり「朝露」をソースにした鮭の粕漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトとブロッコリーの味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 トマトとブロッコリーのサラダ「食堂ニジコ」から持ち帰った中華焼きそば、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、チョコレート、Old Parr(生)


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2023.3.17(金) そのためにのみ

明日は彼岸の入り。コンピュータの年間「すべきこと」の3月18日には「花9対新旧墓にお供え」の文字がある。今年の当日は土曜日。しかし週末は店が忙しい。家内には「汁飯香の店 隠居うわさわ」の仕事がある。そういう次第にて墓参りは17日に行うこととして、花はきのう、家内がJR通りの「花一」に予約をした。

記録には「花9対」とあるものの、おととし亡くなった叔父の墓は、そこに含まれているだろうか。それがあやふやだったため、今回は10対を用意した。そして昼前に家内と如来寺へ向かう。

歴代の古いお墓の花立ては、昨年の秋の彼岸を過ぎたところですべて洗い、伏せておいた。その底の螺旋を土台にはめ込み、水を満たす。そこに花、そして線香を供える。そこから新しいお墓へ回っておなじことをし、更に叔父と叔母の名の刻まれたお墓にもおなじことをする。花は果たして記録にあった9対で間に合った。「すべきこと」の備考欄には、そのことをしっかり残すこととしよう。

昼食後、きのう楽天から届いた封筒を開ける。中には数日前に請求した、新しいプライオリティパスが入っていた。コロナ禍を過ごすうち期限の切れたそれを更新したのだ。この黒いカードを持ってさえいれば、世界中1,200ヶ所以上の空港でラウンジに入れる。

更新をしながら、しかし僕は、このカードは年にせいぜい1度くらいしか使わない。その理由を挙げれば以下になる。

1.もっとも多く利用する羽田空港には、このパスに対応したラウンジが無い。
2.もっとも多く利用するスワンナプーム空港での乗り換え時間は、ラウンジを使うほど長くない。
3.ラウンジで提供される食べ物や飲物には興味が無い。
4.大抵が一人旅であれば、ラウンジのソファで寝入って飛行機に乗り遅れることが怖い。

なぜそれでもこのカードを持つかといえば、たまにシャワーを借りる、そのためにのみ、これを持つのだ。


朝飯 しもつかり、蓮根とコンニャクと鶏の炊き合わせ、納豆、日光みそ「ひしお」の肉味噌、菠薐草とウインナーソーセージのソテーを添えた目玉焼き、白菜漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、椎茸と長葱の味噌汁
昼飯 ブルーベリージャムのトースト、ホットミルク
晩飯 ジーマミー豆腐、納豆、しもつかり、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、トマトと刻みキャベツとブロッコリーを添えたコロッケとメンチカツ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


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2023.3.16(木) 見ていないところで入る

目を覚ましてひと息を入れてから時刻を確かめる。iPhoneのディスプレイには「3:47」の数字が太い白文字で見えている。ためらうことなく起床し、服を着替え、洗面所を経由して食堂に出る。こちらの時計は3時52分を指していた。

朝に早く起きる理由の随一は、静かな時間を過ごすところにある。第2は、意味はおなじかも知れないけれど、自分だけの時間の確保。第3は、夜から朝になるまでの東の空を眺めること。夏が近づくけば、鳥の声も聞こえてくる。

南の国では、鳥の声はいつも聞こえる。タイのそれはホーウィ、ホーウィと啼く。その声が首都から千数百キロ北、千数百キロ東、千数百キロ南では、それぞれすこし異なってくる。それもまた面白い。

11時前に長男、モモ君、先月14日に産まれたカコ、家内、僕との5人で瀧尾神社へ行く。そしてカコのお宮参りをする。僕の発する言葉は「素晴らしいなー」のみである。

夜は自分で肴を整えて、焼酎のお湯割りを飲む。ワールドベースボールクラシックは予選を終えて、今日のイタリア戦からはトーナメント戦になる。試合は先攻のイタリアが巧みさを見せて3回の表まで膠着。その裏に日本代表は四球、バント、ショートゴロと繋げてようやく1点を先制。しかしこれまでの中国戦、韓国戦、チェコスロバキア戦とは、どうも様子が違う。

サッカーでも野球でも、点は概ね僕の見ていないところで入る。先月から仏壇に供えたままのチョコレートを食後の甘味にすべく席を立つ。そして数歩を歩いたところでテレビから歓声が上がる。振り向くと、6番打者の岡本和真がランナーふたりを置いてホームランを打っていた。

途中で入浴し、ふたたびテレビの前に戻る。それにしても今日はひとつのイニングが長い。そのうち家内が会合から戻ってくる。7回の裏に入ったところでテレビに見切りをつける。「えっ、寝るの」と家内は驚くも、今朝の起床は3時台である。寝室の戸を閉めた途端「吉田、ホームラン」と家内の声が聞こえる。


朝飯 しもつかり、納豆、蓮根とコンニャクと鶏の炊き合わせ、ホウレンソウのソテーを添えたしらすのオムレツ、胡瓜と蕪のぬか漬け、白菜漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、長葱の味噌汁
昼飯 ブルーベリージャムのトースト、ホットミルク
晩飯 めかぶの酢の物、しもつかり、白菜漬け、鮭の粕漬け、赤飯、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


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2023.3.15(水) 第3水曜日

2000年5月12日より始めた「ほぼ年中無休」の体制を、今年の1月からは「第3水曜日定休」と改めた。その休みの日には、外には「社内メンテナンスのため」と看板を出す。「メンテナンス」は誤りではないものの、同時にすべての社員が出社をして話し合いや摺り合わせをする。今日のそれは隠居にて昼に完了した。

午後は、販売係を除いては通常の仕事に就く。販売係に限っては店の一角に集まって、これから半年先までのことについて、意見を出し合う。16時を過ぎて後は、それまで降ろしていたシャッターを上げて外光を入れ、什器の配置換えなどを検討する。

その最中に僕だけ抜けて道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の様子を見に行く。そこで、一部の商品は売り切れ、主要な商品にも売り切れ間近なもののあることを知る。即、会社に戻って包装係、製造係に用意を頼む。15分後、通い箱に収められたそれらをホンダフィットに積み、売場を充実させる。

売り切れ、または売り切れ寸前まで商品を減らした要因はひとえに、上澤梅太郎商店で商品が買えなかったことによる、来月の休み前には重々気をつけることとして、それをカレンダーに記入する。


朝飯 キャベツとセロリのたまり浅漬け、しもつかり、納豆、胡瓜と蕪のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、日光みそ「ひしお」の肉味噌、メシ、白菜の味噌汁
昼飯 オレンジママレードのトースト、ホットミルク
晩飯 春雨サラダ蒸し焼売焼き餃子白菜キムチ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、杏仁豆腐


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2023.3.14(火) 東京の東側

いきなり発生した用事により東京へ行くことになった。はじめは下今市11時34分発の上りを使うこととしていたものの、今日は5名の社員との面談が予定されていたことを長男に知らされた。その時間割を見れば、5人目とのそれは11時30分からとなっている。

社員との面談は、以前は時間を制限せずに行ってきた。その融通無碍さが徒となり、また他の業務も重なって、年に2度の面談をすべての社員と交わす、ということが「コロナ以降」はできずにいた。よって今回からは、各自の持ち時間を15分と決めた経緯があった。

いちど決めた仕事を個人の都合で変更することは、やむを得ない場合を除いてはしたくない。上りは2本おくらせて13時04分のそれを予約した。

住所は上野、実際には秋葉原の至近というあたりで用事はすぐに済んだ。そこで末広町から銀座線で銀座へ至る。地下鉄の構内から和光の地階へ入り、エレベータで6階へ直行する。そこでは今月の21日まで、鍋島徳恭による写真展「二代目中村吉右衛門」が開かれているのだ。

吉右衛門は姿の良い立役だった。華やかなのは「一條大蔵譚」の大蔵卿。粋の極みは濡髪長五郎や「夏祭浪花鑑」の団七九郎兵衛。照明を絞った会場には「菅原伝授手習鑑」の松王丸が楽屋から舞台の袖まで進みゆく動画も流れていた。

東京の東側は鉄道の便が良い。日比谷線で北千住に直行して飲酒活動。22時前に家に戻る。


朝飯 菠薐草のスクランブルドエッグ、納豆、蓮根とコンニャクと鶏の炊き合わせ、しもつかり、胡瓜の蕪のぬか漬け、白菜漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、蕗のとうの天ぷらの味噌汁
昼飯 「セブンイレブン」のおむすび
晩飯 「加賀屋北千住店」のあれやこれやそれや、チューハイ


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2023.3.13(月) 倉庫の探索

きのうは4階にあるライティングビューローの中味をすべて取り出し、段ボール箱に収めた。そして今日は長男とふたりで倉庫に入り、丈は低くても幅は広い戸棚の中味を取り出すことを始めた。こちらもまた、その本体をほかの用途に供するためだ。

戸棚の左側には棚、そして右側には6本の引き出しがあった。その引き出しを片端から開き、中味を取り出し、あらかじめ用意したプラスティックの箱に移していく。

こちらに収められていたのは英国製のライターやパイプではなかった。古いものは明治のはじめ、新しいものでも大正期の書類だった。見るもの見るものが珍しく、ところどころにおいては内容を確かめつつ作業を進めていたが、時間ばかりが経つ。途中からはとにかくモノを移すことに専念をした。

長男との予定が合えば、明日の午前は、今度は左側の棚の中味を整理しよう。更には他の什器にも、整頓の対象として挙げられているものがある。来月のなかばまでには片を付けたいと考えている。


朝飯 しもつかり、白菜漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ベーコンと菠薐草の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 「フライングガーデン」のマッシュルームのサラダデミグラスソースのハンバーグステーキブロッコリーのオーブン焼きカラフの赤ワイン


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2023.3.12(日) 使わずとも捨てられず

廊下の北側の突き当たりは4階の中ではもっとも気温が低い。そこにはむかしの小学校の2人用の机ほどの大きさのテーブルがあり、10号くらいだろうか、オレンジ色の油彩画が立てかけられている。そのテーブルの上や下に、良くないことではあるけれど、ここ数ヶ月ほどは飲みさしのワインや、いまだ食べる余地のある鍋などを置いてきた。温度の低さを便利に使ってきた、というわけだ。そこから今朝はおとといのキムチ鍋の残りを台所へ持ち来て、それを味噌汁にした。これを美味いと感じるのだから、僕も安上がりである。

このところは晴れの天気が続き、朝の食卓に日が差す。それが僕を気分良くさせる。「キリストが生まれる遙か以前より、クリスマスは冬至として祝われてきた」は、良く分かる説だ。

出社時の社員の服装が数日前よりガラリと変わった。冬のそれから春のそれに変わったのだ。三寒四温は去ったのろうか。そしてたまさかの、ではなく本当の春が来たのだろうか。ただし今年の花粉はいかにもひどい。「花粉症はありますか」と訊かれるたび「ほとんど無いですね」と答える僕も、今年はそれ用の目薬を日に数度は差している。

午後、今は4階にある、そして秋より店に置く予定のライティングビューローの、中味をすべて取り出す。ダンヒルの新品のライター、おなじくダンヒルの新品のパイプが出てくる。それらの姿はいかにも良いけれど、使う人は永遠に現れないに違いない。


朝飯 白菜漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、キムチ鍋の残りによる味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 チーズ、TIO PEPE、スパゲティナポリタンChablis Billaud Simon 2018アップルパイ


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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